テレビ千鳥
心に響く言葉選手権がネットで「元気が出る。」「又吉先生が詩の良さを倍増している」など言ったコメントが多く寄せられていました。
【飯尾】
作詩
さよなら
はい、さようなら
そら来た
こんにちは
・執着するな
いろんな人場所に違うと思ったらどんどん行きなさい。
歩いていけば、
「あ、ここだ」と思える場所に出会える。
〈又吉先生〉
そら来た！という部分が良い。
さよなら待ちをしていない。こんにちは待ちをしている。
嫌な事だけを見ていると嫌な事コレクターになってしまう。
ポジティブな事だけを考えている。
作詩
どちらかというと
上に好かれ
下に嫌われている人より
上に煙たがれ
下にスモーキーな人を
信用するよ、自分はね。
・年上というだけは下は気を遣う。
同じ煙だけどもいい香り「燻製させてくれる」人
〈又吉先生〉
上にも媚びない。下にも媚びない
同じようにしているけど煙たがれると感じ方が違う。
感じ方が違う生き方が出来ている人は信用できる。
【平子】
絶対大丈夫。
江戸の人
もっとしんどかった
・熱いだの寒いだの、江戸の人は感じてたり熱い事なんて感じられない。
自分たちが今苦労してると思い込んでいる事を江戸の人と交換したら、江戸の人はよだれたらしながら喜ぶ。
〈又吉先生〉
先祖は江戸時代も通過してて、命がずっとつながってて
部活だったら「お前らよりもっとしんどい思いしているぞ」
じゃなくて、あの夏の合宿を越えてきた俺らだからイケる！！
というニュアンスがある。
作詩
あなたの敵が美味しい食事をし
暖かい布団で眠れるように
と望みなさい。
この世界で得られる
一番のエクスタシーは、
赦しだ。
自分の中に善を持てとかではなく。
人に対して、痛い目をみろつらいにあえとかではなく
暖かい生活をし、良い暮らしをしている。
それを望むぐらい頭で考えると、さらにそれを考えている自分を
俯瞰でみると自分の懐の深さ、勘違いかもしれないけど、多少の達観めいた
もので自分を見つめ直せるのかなと思う。
〈又吉先生〉
許さないという暴力にありふれている。
赦しの方で行った方が偽善とかやさしさとかではなく、
みんな楽に生きていける。
【大悟】
作詩
傘って
２人は居れるからいい。
そんな傘を持って
生きよう。
・なんでも自分の物を買うと一人の物。
でも傘は1人用に買っても2人は居れる。
人が何かあった時に「一緒に入るか？」という気持ちをもって生きよう。
〈又吉先生〉
大悟らしい
雨降ってて自分が傘持ってなくて、一本あるからこの傘使いなより
お互い肩濡らしながら一緒に入るほうが良い。
一緒に生きていこうよという意味もある。
作詩
今日は誕生日
なんか嬉しいな。
イやな事が起きません様に
そうか
明日も誰かの誕生日。
誕生日って嫌な事しなようにしよう。いい日にしたいな。
毎日誕生日だと思って生きよう。
そうではなく。明日は明日で誰かの誕生日なのか。だからそういう風に生きよう。
〈又吉先生〉
0大悟はイメージで自分・自分と思われがちだけど、普段から周りの人を大事にしている
【野田】
作詩
さて
そろそろ登ろうか。
ただ高いだけの壁を
・高いのは登らない理由にならない。
〈又吉先生〉
シンプルだけど説得力がある
ただ高い壁と捉えられる人間だから登り切れる部分がある。
ただ高い壁と思えない人は「昨日あんまり寝てない」色々理由をつけて登ろうとしない。
とりあえず登り始めろという意味もある。
作詩
君が溺れているのは
水たまり
日が射せば
すぐに乾くだろうう。
昔一生解決しそうな悩んでいた事って、今になってなんか解決しているな、
ただ自分はあまり変わった気はしないけど、
自分は変わった気はしないけど。
〈又吉先生〉
こういう事を言ってくれる事で楽になる。
思春期特有の憂鬱な時があって辞書を開いて思春期と調べてみた。
「異性に対する思いなどがあり、憂鬱になる。」あ、自分の状態って説明できるんだ。
特別じゃなくて、みんなそうなんだ。となって楽になった。
【哲夫】
「ありがとう」の対義語は「あたりまえ」
「あたりまえ」ではないと思っていたら「有り難い」
・普段ご飯が出てくる事を当たり前だと思う
でも当たり前じゃないと思うと自然とありがとうの言葉が出てくる。
〈又吉先生〉
ありがとうがこの世に溢れていて、みんな簡単に使う。
その一つ一つのありがとうも補強する言葉でもある。
どんな名所よりも顔上げたら素敵な景色もある。
作詩
嫌な事を言っている人が
いい顔をして、
嫌な事を聞いている人が
嫌な顔をしている。
嫌だなぁ
嫌な事を言う人イキイキしている。
「あいつはこうだった」「あいつ最悪だな！」
聞いている方は雑音。世の中こういう事は多いよな。
〈又吉先生〉
素晴らしい。
「自分の部屋からごみ外に投げ捨てて「部屋片付いた！！」みたいな事
言っている人。
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