2024年4月23日
プラスマイナス
兼光タカシの心境
色々な人から連絡が来たけど、「岩橋大丈夫か?」
まず俺の事を心配しろよと声を掛けてくる人に思っていた。
解散した芸人からのお願い
「兼光ごめんありがとうでした。吉本、芸人辞めます。お疲れ様でした。」
「はっ?聞いてない。」
でもまた思いつきで言ってんだろうと思っていた。
しばらくして
「ごめんなやめるわ、今までありがとう頑張って」ラインが来た
ラインで返信どころではない。すぐに電話をかけたが、出なかった。
でもSNSは続けて投稿している。「プラスマイナスも解散です。」と投稿している。
いやいやちょっと待てよ、また電話を掛けてもでない。
あのラインが彼との最後のラインだった
「んな一方的で身勝手な事ある?21年コンビ組んでて、ライン一通で終わりって、、、」
会社の偉いさんから電話がかかってきた。
「岩橋さんは契約解除となりました。」
相方が散々会社に迷惑をかけてきたので、もう「分かりました。」というしかなかった
次はマネージャーからの電話で
「岩橋さんの吉本契約解消を明日発表するのですが、プラスマイナスさんも解散なのでしょうか?」
と聞かれた。
唯一相方と連絡を取れていたのがマネージャーだった。
契約解除は確定だけど解散は確定ではない、かもしれない。
「聞いてみてくれへん?」とマネージャーに頼み電話を切った。
するとすぐにマネージャーから電話が掛かってきた。
岩橋さんは「解散で」と言っています。
じゃ、じゃあ解散で、、
あまりにも呆気がすぎる。
プラスマイナスが可哀想過ぎる。兼光が可哀想すぎる。
怒りと悲しみと切なさと悔しさが入り混じった。
「なんでなん、、」という言葉を口にしていた。
それと同時に肩の荷が下りたのも事実。
もうダメ出しもないし、ネタ合わせもない、コンビの事も考えなくていい。
21年間よくやった「お疲れ様」と自分に言ってあげたい。
少し楽になった感情も束の間
殆どの収入源が漫才で、漫才以外のロケやテレビもほぼコンビで活動してきた。
仕事はどうなるのか?
一気に不安押し寄せてきた。
案の定次の日の仕事劇場11ステージは全部が無くなった。
それどころか、その先の仕事も一旦全部なくなった。
残ったのは1年2か月前に買った家のローンだけだ。
残り34年、79歳までお金どうしたらええねん。
更には解散して一週間後に2年4か月待った車がきた。
火の車が納車された。
まだある。
「もうすぐ赤ちゃんが生まれる。」
妻は安定期に入ったが、僕は不安定期に入った。こんな重なる事ある?
しかしそんな不安をよそに解散した次の日から続々と仕事が入ってきた。
みんな本当に優しい。周りに恵まれているなとつくづく感じた。
ピンでの仕事を始めて数日がたった。なんて気が楽なんだろうか。
なんて楽しいだろうか。「良いも悪いもすべて自分」
特段プラスマイナスの仕事が嫌だったわけではないが、今までやったことのない仕事をしたり
1人での新鮮さもある。
SNSでは芸人やファンの人そうでない人色々な人が好き勝手言う。
絶対に解散させないだとか。兼光も吉本をやめて2人でフリーになればとか、
吉本に謝ってまたプラスマイナスの漫才見せてください。だとか
良かれと思ってプラスマイナスの事を言ってくれているのだろうけど、
僕からしたら
「ふざけんな!」だ
振り回され過ぎだし、無責任にもほどがある。
こんな身勝手な終わり方は絶対に納得いかないし、許せない。
解散させまいと思っていた人もこんなことを言うとみんな我に返ったように
「そらそうよな、俺やったらブチ切れているわ」と口を揃えて言う。
僕はもう切り替えて前に進んでいる。
生きていかなければならないのだ。
大切な家族を守らなければならないのだ。
これからの兼光たかしに期待してください。
ウエストランド井口さんの感想
「もう新しく踏み出しているのに、取り上げてしまって申し訳ない。」
「良かれと思って言うことが兼光の為なのか、」
「岩橋が色々な事を言うことで周りから焚き付けられ、ヒーロー感があるなか、一方で影もある事を考えなきゃ」
「最低限話し合いはしてほしい。次にいけない気もしちゃう。」
とろサーモン久保田さんの感想
「分厚い聖書を短くして読んだような」
「人間の命の大切さみないな」
「岩橋は破天荒だけど兼光はちゃんとしているから大丈夫だろ、じゃない。」
「兼光が俺のモノマネをするたびに1.5円の計算はしているすべてローンに充ててくれ。」
「21年間会社やってこの紙切れ一通ですわ、ってxに上げていてお前それより、
相方仲良くて世話になったのにLINE一通かよ。お前それぐらいの事やってるやん」
「一方的に解散とかされたのなら家にまで行ってボコボコにする。俺なら」
「呼吸合わせて今まで板の上でやってきたのにここ無視かよ。」
「なんで漫才の時にボケまくってた人間に「もうええわ」って言ってた人間がこういう時に
言わずに、ボケの人間が諦めついて「もうええわ」って言わなきゃいけないんんだ。」
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